いつのまにか時は過ぎて…1

 月並みな言い方だが、冬が去り春の足音が日中の暖かい陽気の中で南風と共に聞こえてくる。

平成28年3月末をもって早期退職する事となった。村松公彦、本年4月3日で55歳だ。

 

 一つの会社でサラリーマンとして働いて34年間。

「早いよ、あっという間だった!」と言うのが心底今の気持ちで、振り返れば全てに感謝の念でいっぱいだ。

 

 しかし悠々自適な生活があって退職するわけでは無いので、先を考えると不安であり三度の飯もまずくなる気がする。

65歳で年金もらうまであと10年はバイトでもなんでもやって食っていかなくてはならないし、あと10年後の年金もどうなる事やら・・・となればそれこそ死ぬまでサバイバルだな・・・と。

 

 でも、今は、とにかく34年の垢を取りサラリーマン時代の自分をリセットしたい。

リセットしないと次が始まらない事だけは分かるから。

リセットという言葉を使ったが、全てを0にするという事では無い。自分を取り戻したいだけなのだ。

 

 今のままでは身体の中に築き上げてきた宝物を失くしてしまいそうだから。

自分自身でそう感じてたし、だからと言って言葉には出したくない、だから55歳で退職を選んだ。

 

私は自分という人間は運が良いといつでも思ってるし、持ってる!とも思ってる。

いつのまにか時は過ぎて、、、行くけど、、、されど!!!なんですよ。

 

…My Way     3月1日